トヨタは、初代ヴィッツを1999年1月13日に発売してから20年を迎えたことを記念して、20周年記念モデルF“Safety Edition Ⅲ”とHYBRID F“Safety Edition Ⅲ”を2019年1月7日に発売したので紹介します。
目次
トヨタ・ヴィッツ誕生20周年記念モデルのエクステリアやインテリアについて

トヨタ・ヴィッツ誕生20周年記念モデルのボディーカラーには、個性を引きだす鮮やかな特別設定色を含め6色が用意されており、次の通りです。
・センシュアルレッドマイカ〈3T3〉:特別設定色
・ダークブルーマイカ〈8S6〉:特別設定色
・ジュエリーパープルマイカメタリック〈9AR〉:特別設定色
・ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉
・シルバーメタリック〈1F7〉
・ブラックマイカ〈209〉
ホワイトパールクリスタルシャイン〈070〉とセンシュアルレッドマイカ〈3T3〉はメーカーオプションとなっており、32,400円(消費税抜き30,000円)高となっています。
一方、トヨタ・ヴィッツ誕生20周年記念モデルはインテリア装飾にも拘っており、落ち着いた室内に仕上がっているので、紹介します。
・インサイドドアハンドル
・サイドレジスターノブ・ベゼル
・マニュアルエアコンダイヤル部(ガソリン車)
・センターレジスターノブ
・フロントパワーウインドゥスイッチベース
・シフトレバーベゼル
・専用ファブリックシート表皮(グレー&ブラック)&専用ステッチ(ライトグレー:前席のみ)
・専用ファブリックフロントドアトリムオーナメント(ブラック)
・インパネオーナメント(オーバルドットパターン)
細部にわたって拘りがあるインテリアに仕上がっており、素晴らしいです。
トヨタ・ヴィッツ誕生20周年記念モデルの安全装備について




トヨタ・ヴィッツ誕生20周年記念モデルの安全装備には、インテリジェントクリアランスソナー((パーキングサポートブレーキ(静止物))、Toyota Safety Sense、先進のランプ類が用意されているので紹介します。
インテリジェントクリアランスソナー((パーキングサポートブレーキ(静止物))は、衝突を回避するために、エンジン/ハイブリッドシステム出力制御やブレーキ制御といったアシストを行います。
エンジン/ハイブリッドシステム出力制御では、装着されているソナーが静止物を察知して、ディスプレイに表示したり、ブザーを鳴らしたりして、注意を喚起します。
ブレーキ制御では、ペダルを踏み違えた場合でも、自動的にブレーキがかかり被害を軽減します。
Toyota Safety Senseは、プリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ方式)をはじめ
レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)、オートマチックハイビーム、先行車発進告知機能で構成された安全装備となっています。
プリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ方式)は、レーザーレーダーと単眼カメラによって車両や人(昼間)を察知し、衝突することが予見されると、警報ブザーを鳴らしたり、ディスプレイに表示したりして注意を喚起して、ブレーキペダルを踏めた時には、ブレーキアシストが強力に作動します。




もし、ブレーキペダルを踏むことができなかった場合でも、自動的にブレーキを作動させ、衝突を回避したり、被害の軽減をサポートしたりします。
レーンディパーチャーアラート(車線逸脱警報)は、単眼カメラによって、道路にある白線や黄線を認識し、運転手がウインカーを操作させずに、車線から逸脱する可能性がある際に、ブザーを鳴らしたり、ディスプレイに表示したりして注意を喚起します。
オートマチックハイビームは自動的にハイビームとロービームを切り替えることができ、夜、人などが早期に発見できるようにサポートします。
先行車発進告知機能は、先行する自動車の後に停止し、先行する自動車が動き出した際に、そのまま停止し続けると、ブザーを鳴らしたり、ディスプレイで表示したりすることで、注意を喚起します。
先進のランプ類には、1灯でハイ・ロービームの切り替えができるBi-Beam LEDヘッドランプ(オートレベリング機能付・スモークメッキ加飾)+LEDクリアランスランプやコンライト(ライト自動点灯・消灯システム/ランプオートカットシステム)、フロントフォグランプが用意されています。
視認性を向上させ個性的な表情のフロントマスクに仕上げるため、Bi-Beam LEDヘッドランプとLEDのクリアランスランプが装着されています。
コンライトは、車の外の明るさに対応して、自動的にヘッドランプなどを点灯したり、消灯したりします。
ご紹介したように、トヨタ・ヴィッツ誕生20周年記念モデルの安全装備は充実しており、安心して走行ができます。
トヨタ・ヴィッツ誕生20周年記念モデルのエンジン、ミッション、価格について




トヨタ・ヴィッツ誕生20周年記念モデルのエンジン、ミッション、価格は次に通りです。
エンジン | トランスミッション | 駆動 | 価格(消費税込み) | |
F“Safety Edition Ⅲ” | 1KR-FE(1.0L) | Super CVT-i | 2WD
(FF) |
1,385,640 |
1NR-FKE(1.3L) | 1,570,320 | |||
1NR-FE(1.3L) | 4WD | 1,710,720 | ||
HYBRID F“Safety Edition Ⅲ” | リダクション機構付のTHSⅡ(1NZ-FXE 1.5L) | 2WD
(FF) |
1,900,800 |
表中でHYBRID F“Safety Edition Ⅲ”にはリダクション機構付のTHSⅡ(1NZ-FXE 1.5L)が搭載されており、注目です。
リダクション機構付のTHSⅡ(1NZ-FXE 1.5L)は、1.5Lエンジン(1NZ-FXE)、昇圧コンバーター付パワーコントロールユニット、ハイブリッドトランスアクスル、ハイブリッドバッテリーなどで構成されます。
1.5Lエンジン(1NZ-FXE)はアトキンソンサイクルエンジンを採用しており優れた燃費効率を発揮。
更に、クールドEGR(排出ガス再循環)システムも搭載し、エンジン効率が向上しました。
昇圧コンバーター付パワーコントロールユニットは、直流電流と交流電流を最適にコントロールします。
ハイブリッドトランスアクスルは、駆動&発電用モーターや動力分割機構などからなり、ハイブリッドバッテリーは駆動用モーターに適正な電気を供給します。
THSⅡは、モーターとエンジンの利点を活かしつつ、優れた燃費性能と走りを発揮します。
モーターの他、エンジン、インバーターなどのコントロールを改善することで、低燃費も実現しました。
トヨタ自慢のハイブリッドですが、ヴィッツのようなコンパクトカーであっても、しっかり作り上げていることに驚きを感じます。
まとめ




トヨタ・ヴィッツ誕生20周年記念モデルについて紹介しました。
20年という月日がヴィッツを進化させてきましたが、特に、近年、安全装備の進化は素晴らしいものがあります。
進化したヴィッツの機能やデザインが今回の20周年記念モデルに凝縮されているように感じます。
この記事がこれからヴィッツを購入しようとする人の参考になれば幸いです。