三菱の電気自動車i-MiEV(アイ・ミーブ)の凄さとは??

三菱が2009年から約9年間にわたって、販売を続けている電気自動車があります。それが三菱i-MiEV(アイ・ミーブ)です。

徐々に電気自動車の需要が高まりつつある昨今、「次の自家用車は電気自動車にしよう」と考えている人も多いでしょう。今回は約9年にわたって熟成され続けたi-MiEVの魅力を余すことなくお伝えします。

三菱 i-MiEV(アイ・ミーブ)ってどんな車?

i-MiEV(アイ・ミーブ)は三菱が2009年に発売した小型電気自動車です。

2006年に発売した軽自動車のi(アイ)をベースに開発されていて、当時の三菱の最新技術がふんだんに盛り込まれています。

i-MiEVは三菱が電気自動車に関する技術やノウハウをいち早く積み上げるために、自社の利益を考えずに販売している車です。そのため、普通の軽自動車と比べると豪華なパッケージングになっています。

もともとは軽自動車の枠組みで販売されていましたが、2018年4月に実施された仕様変更が行われ、ボディサイズとデザインがリニューアルしました。

その結果、軽自動車企画で定められているボディサイズをオーバーしてしまったため、現在は小型自動車の枠組みで販売されています。

ベースとなったiは2015年に生産終了となりましたが、i-MiEVは現在も販売継続中です。i-MiEVで培われた技術やノウハウは、今後三菱が展開する車種に大きな影響与えるでしょう。

i-MiEV(アイ・ミーブ)が誇る4つの魅力!

2018年現在、国産自動車メーカーが販売している電気自動車は日産・リーフとi-MiEVの2車種だけです(シリーズハイブリッド車やプラグインハイブリッド車は含めていません)。

最新の技術がふんだんに盛り込まれているリーフと比べ、i-MiEVは定期的に商品改良を行っているものの、ベースは10年以上前の車両になります。

そのため、電気自動車を購入したいと考えている多くの人はリーフを購入するでしょう。しかし、i-MiEVにはi-MiEVにしかないたくさんの魅力を備えています。これからi-MiEVが誇る4つの魅力を紹介します。

近未来的でおしゃれなスタイリング

i-MiEVの登場は2009年ですが、ベースモデルのiは2006年に登場しています。それから現在まで大掛かりなモデルチェンジは行っていないため、i-MiEVのデザインは既に12年も経過していることになります。

しかし、i-MiEVのデザインは12年も前に登場した車だとは思えない近未来的なスタイリングです。フロントからリアに向かって流れるような流線形のボディは、新幹線を連想させます。

古臭さを微塵も感じさせない優れたデザインです。2018年4月に実施された商品改良によって、そのスタイリングはさらに磨きがかっています。

愛嬌のあるフロントマスクと流線型のボディはとてもおしゃれ。少なくとも現在販売されている国産車にはない独自性の強いスタイリングは、i-MiEVならではの魅力です。

電気自動車ならではの力強い走りと静粛性

i-MiEVは電気自動車なので、エンジンを搭載していません。電気自動車=非力な印象を受ける人が多いですが、実際はその真逆。

電気自動車に搭載されているモーターは、アクセルを踏み込んだ直後に最大限のパワーを発生します。i-MiEVのモーターは最高出力64馬力、最大トルク16.3kgf・mです。

軽自動車はメーカーの自主規制により最高出力の上限が64馬力までと定められているため、i-MiEVも64馬力に設定されています。しかし、最大トルクの16.3kgf・mという数値は1.5L直列4気筒エンジンと同等です。

つまり、i-MiEVは軽自動車(現在は小型乗用車ですが)であるにもかかわらず、1.5L直列4気筒エンジンを搭載するコンパクトカーと同じくらいのパワーを感じることができるというわけです。i-MiEVは見た目によらず、力強い走りができます。

そのうえ、エンジンを搭載していないので、当たり前ですがエンジンノイズは一切発生しません。加速時にモーターの「キュイーン」という回転音が車内に少々侵入しますが、エンジンを搭載している車とは雲泥の差があります。

i-MiEVの静粛性は、間違いなく小型車トップクラスでしょう。

どんなところでも電力供給できる

ディーラーオプションの「ミーブ パワーボックス」を購入すれば、i-MiEVの駆動用バッテリーに蓄えられた電力を、AC100V(家庭用電源)で最大1,500Wまで取り出すことができます。

外出先でアウトドアなどを楽しむときや災害などの非常時、家電製品にi-MiEVを通じて給電できるので便利です。

i-MiEVに蓄えられる電力は一般家庭の約1日分とされているので、無駄遣いしない限りは長持ちします。場所を問わず家電製品を使用できるというのは、本当に助かりますよ。

充電中もエアコンを使用できる

i-MiEVは充電中でも、エアコンを使用することができます。これがどんなシーンで役に立つのかというと、車を離れていてもエアコンをオンにして車内を冷やしたり暖めたりすることができるということです。

買い物などで車を離れるとき、多くの人はエンジンをオフにします。車を施錠する必要があるし、ムダな燃料消費を抑えるためです。

しかし、寒い冬や真夏は車内の温度が急激に変化し、寒くなったり蒸し暑くなったりしますよね。充電しながらエアコンを使用できるi-MiEVは、車から離れていても車内の温度を快適に保つことができるというわけです。

もちろん、エアコンを使用している分の電気代はかかってしまいますが(充電中なので、蓄えた電気が減ることはありません)、電気はガソリンよりもはるかに安いので、家計にも優しいです。

i-MiEVは様々な面で経済的!

i-MiEVは電気自動車なので、ガソリンではなく電気が動力源です。エンジンを搭載していないので、ガソリン代はかかりません。

それは皆さんもご存知のはずで、皆さんが実際に気になっているのは、ガソリンから電気になることでどれだけ節約できるのかということだと思います。i-MiEVの駆動用バッテリー容量は16kWh(キロワットアワー)です。

バッテリー満タン時の航続距離はJC08モード・172kmとなります。i-MiEVは1kWhで10.75km走行できるというわけです。

充電する場所(ディーラー、自宅、充電スポットなど)や契約している電力会社によって異なりますが、1kWhあたりの単価を30円と仮定した場合、バッテリーを満タンにするのにかかる料金は480円ということなります。

つまり、i-MiEVは30円(1kWh単価)で10.75kmも走行できることになり、ガソリン車と比べるとi-MiEVの燃費(電費)がいかに経済的なのかが理解できますよね。これはあくまで参考値なので、1kWh単価が安いところで充電すれば、もっと安くバッテリーを満タンにすることができるというわけです。

i-MiEVが経済的なのは、燃料代だけではありません。エンジンを搭載していないということは、エンジンオイルをはじめとする消耗品の数々が必要ないということ。これにより、メンテナンス費用はグッと抑えられます。

i-MiEV(アイ・ミーブ)は短距離走行が多い人にオススメ!

 

*3: 満充電の状態から走行可能な距離。一充電走行距離は定められた試験条件での値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて航続可能距離は短くなります。

今回はi-MiEVの魅力を余すことなくお伝えしました。ただし、i-MiEVにも弱点はあります。それは航続距離が短いということです。

一般的なガソリン車であれば、ガソリンを一度満タンにしてしまえば、最低でも500km前後は走行することできます。

ガソリンがなくなるまでは給油の必要がないうえに、ガソリンがなくなったら最寄りのガソリンスタンドで給油すればいいだけ。給油時間もわずかです。

しかし、i-MiEVは航続距離がJC08モード・172kmなので、頻繁に充電する必要があります。さらに、充電時間も長いです。急速充電スポットを利用したとしても、ガソリン車の給油時間の短さには遠く及びません。

そのため、i-MiEVは短距離走行が多い人にオススメです。

日々の買い物や送迎に使用するだけなら、夜間充電だけで十分間に合います。ガソリン車と比べてランニングコストはわずかなので、家計を圧迫しがちな車の維持も楽になること間違いなしです。