車が好きなのであればどうしても気になってしまうのが一番速い車はどの車種でどのくらいの速度が出るのかです。今回は、そんな世界一速い車についてランキングを交えて解説していきます。
速さの基準は?
速い車の基準と聞いて一番に思い浮かぶのは、その車が出せる最高速度でしょう。確かにそれが一番分かりやすいですし、昔はそれが普通でした。
しかし、最近では『車が停車中の状態から時速100kmに到達するまでの時間』も注目されています。いわゆる『0-100km/h』と呼ばれるものです。
今回は、『最高速度』の面でランキングTOP3を紹介します。対象になる車は現在販売されている市販車、かつて販売されていた車です。F1などの競技用の車は含みません。
最高速度TOP3
では、さっそく最高速度のランキングを見ていきましょう。

・3位 ブガッティ ヴェイロン 16.4 スーパースポーツ
最高速度:431km/h
3位にランクインしたのは2010年に製造・販売された
『ヴェイロン 16.4 スーパースポーツ』です。
フランスの自動車メーカーとして有名なブガッティ・オトモビルが製造しています。
ブガッティ・オトモビルの看板車でもあるヴェイロンをベースにしており、エアロパーツの改良と足回りが強化されています。エンジンの最高出力は1,200psという数値になっているので最高時速は何と脅威の431km/hです。
2010年7月に行われた最高速チャレンジでは、当時の最高速度ギネス記録を作り認定されることになりました。当時では考えられないようなモンスターマシンだったのです。
しかし、製造台数は30台で販売価格は2億8,900万円と富豪にしか買えないので日本で見ることはほぼないでしょう。




・2位 ヘネシー ヴェノムGT
最高速度:435km/h
アメリカの自動車チューニングメーカーであるヘネシーパフォーマンスが製造したスーパーカーが2位にランクインしました。
チューニングメーカーということで余り馴染みはありませんが、チューニングが得意だからこそ出せた記録でしょう。
ボディーの素材に使われているのは、カーボン樹脂ということで、安全性を度外視した軽量化に成功しています。エンジンは7.0L V8+ツインターボを搭載しており、エンジンの最大出力は1,261psと上記のブガッティ ヴェロインを凌駕しています。
特に拘ったところがエアロダイナミクス・テクノロジーです。そこを極限まで追求することで、空気抵抗係数となるCD値で0.33を達成します。速さへの拘りが良く分かりますね。
2014年2月に記録した最高速度435.31km/h(非公式)でブガッティ ヴェイロンの記録を破り当時の世界一となりました。
価格は約9000万円前後とヴェイロンと比べると約2億円安いです。2億円安くても充分高いので一般人に購入出来るような車ではありませんね。
因みに、これだけの最高速度を持ちながら『0-100km/h』でも2.7秒で6位にランクインしています。総合的な速さを求めるなら世界一と言っても過言ではありません。




・1位 ケーニグセグ アゲーラRS
最高速度:447km/h
栄えある1位に輝いたのは、スウェーデンの自動車メーカーであるケーニグセグが製造・販売した『アゲーラRS』です。
この車はサーキットを走ることを前提として製造されたこともあって、最高速度に拘りを見せています。
エンジンは5.0L V8+ツインターボを搭載しており、エンジンの最大出力は1,176psです。上記の2車種のエンジンと比べると少し低めですが、同社の技術がその性能を最大限に生かせるようにしました。
ボディーを可能な限り軽量化させ、エアロダイナミクス性能や冷却性能を向上させたのです。
それによってエンジンの最大出力で劣ってるアゲーラRSでも高い最高速度を出すことが出来ました。
そして、2017年11月4日に記録した447km/hという記録でアゲーラRSが量産車の世界最高速度記録として名を残します。25台限定で価格は約2億8000万円です。
とても貴重なスーパーカーですね。
日本で一番速い車
海外の車での速い車は分かりました。では、日本で製造・販売された車で一番速い車は何でしょうか。




・レクサス LFA 最高速度:325km/h
日本が誇る自動車メーカーのトヨタが製造・販売した『レクサス LFA』が最高速度を記録しています(2018年現在)。
トヨタ車の中でも最高級車とも言われているレクサスがベースで、製造されたのは500台のみとプレミアム感満載のスーパーカーです。
エンジンの最大出力は標準車で560psですが、独自に改良されたスペシャルエディションでは570psとなっているので、さらなる加速を生みます。その最高速度は325km/hです。日本の道路では当然出すことが出来ない速度ですが、それだけのポテンシャルを秘めています。
販売当時の新車価格は3,750万円と国内者の中ではかなり高額です。
しかし、フォルムのかっこよさ、力強いエンジン、500台しかない限定感などが相まって人気が高まり、中古価格は何と5,000万円以上の値が付くようになってます。
まとめ
いかがだったでしょうか。新幹線をも凌ぐ速さを持っている車ばかりでビックリしました。いつかは乗ってみたいスーパーカーばっかりでしたね。