セダンは、荷室と乗車スペースがしっかり分けられており、快適にドライブが楽しめる自動車。通勤以外にも買い物やロングドライブなど、様々な場面で活躍します。この記事では国産セダンの人気ランキングを紹介します。
国産セダン・人気ランキング3位:レガシー B4

2014年にフルモデルチェンジして登場したレガシー B4に求められた価値は、どんな場面でも安全&快適で、自分の思い通りに楽しく走ること。
レガシー B4は、スバルのセダンとして磨き上げられた基本性能が備わり、デザインや質感が大幅に向上しました。エクステリアのデザインはスバルのフラッグシップセダンらしいバランスがとれた美しさ。
ヘキサゴングリル&ホークアイヘッドランプで構成されるフロントマスクはスバルのファミリーであることを主張しています。よりスポーティかつ上品なフォルムと伸び伸びとしたキャラクターラインにより、精悍さと俊敏さが漂っています。
ドアを開けて車内に乗り込むと、個性的な筒型2眼メーターが配置されたインストルメントパネルが出迎えてくれてくれます。
ソフトパッドで覆われたインストルメントやクッションが効いたアームレストによって、心地よさと高級感が視覚と感覚で伝わってきます。着座スペースは広くなったため、ゆったりと寛げることができ、快適なドライブが期待されます。
エンジンを始動させアクセルを踏み込むと、搭載されるFB25型水平対向エンジンの吸排気系が大幅に進化したことが確認できます。
走りだすと、サスペンションのスムーズな動きに驚かされます。路面のちょっとした凸凹もしなやかに受け止めますが、ふわふわとして柔らかすぎることなく安定した直進性。
ハンドルを切った分だけ、車体がスムーズにコーナーの内側に向くので、思い通りのライントレースが可能です。コーナーの手前で重心移動をせずに、これだけよく曲がる4WDはスバルならではだと感じます。
ブレーキもとてもコントロールしやすく、思い通りの減速が可能。
レガシーB4は、走る喜びを与えてくれる数少ない国産セダンだと改めて感じます。大人し目のデザインですが、本気で走りたくなるスペックを秘めた大人の国産セダンです。
国産セダン・人気ランキング2位:クラウン




2018年にフルモデルチェンジして登場したクラウンは、トヨタ初のコネクティッドカー。
DCM(車載通信機)を標準で搭載し、eケアサービスやLINEマイカーアカウントなどコネクティッド機能があります。
エクステリアはクラウンらしさが感じられるロングノーズからはじまり、6ライトウィンドウが備わったルーフからラゲッジに繋がる美しいシルエットが印象的。
運転席に乗り込むと、適度な閉塞感と開放感が同居するスペースに包まれことで、ドライバーとしての居心地の良さが感じられます。先進的な計器類とシンプルなインテリアの組合せによってモダンな雰囲気が室内に漂い、8インチディスプレイと7インチディスプレイを組み合わせたダブルディスプレイが輝きます。
エンジンをスタートさせ走りだすと、低回転からトルクの盛り上がりがしっかり感じられます。
吸排気効率が高められた2.0L直噴ターボエンジンは、全回転域がトルクバンドというイメージで、思い通りの加速が楽しめます。フロント、リヤともに採用したマルチリンクサスペンションや最適化したステアリング、高剛性なボディーによって、車両のサイズ感を感じさせない俊敏な動きが楽しめます。
車内はとても静かに感じ、適正化した車両骨格構造をはじめ、適切に配置に配置された防音材、アクティブノイズコントロールの採用が実感できます。
クラウンにはToyota Safety Senseを採用しており、プリクラッシュセーフティをはじめ、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)、レーントレーシングアシスト(LTA)、オートマチックハイビーム(AHB)、アダプティブハイビームシステム(AHS)、ロードサインアシスト(RSA)がクラウンの走りをサポートします。
最先端技術で武装されたクラウンはまさしく、国産セダンのトップランナーといった雰囲気が漂います。
国産セダン・人気ランキング1位:プリウス




2015年にフルモデルチェンジして登場したプリウス。
当時、40.8km/L(JC08モード)という超低燃費を達成して、世間を驚かせました。
世間が驚いたのは燃費ばかりではなく、先代プリウスから大きく変わったエクステリアデザインでした。
トヨタが追及するエモーショナルなデザインを背景に、近未来を感じさせるスタイリングに仕上がり、先代プリウスと比較して全高を下げ(20mm)、ルーフの頂点をフロントに170mm押し出すことで、同クラスでトップレベルの0.24(CD値)を実現しました。
フロントマスクは、Bi-Beam LEDヘッドランプが装着され、精悍かつ個性的な雰囲気が漂います。三角形のLEDクリアランスランプによって、シャープさを演出しています。
リヤまわりは、リヤスポイラーからはじまり、リヤコンビネーションランプ、リヤバンパーサイドのコーナーエッジへの連携により、空力性能も向上したといわれています。
ドアを開けて車内に乗り込むと、ノーズやフードを低くした低重心のパッケージによって、見通しはとてもよいです。低い上、薄く仕上がったインストルメントパネルによって、開放感&包まれ感が感じられます。
白く彩られたステアリングとフロントコンソールトレイが車内に変化と温もりを与えています。長時間運転での負担を減らしたといわれるシートに、体がしっかり収まり、包まれるような感覚があり、座り心地はよいです。
電池やモーターを活用したハイブリッドの発進時のレスポンスは良く、アクセルを少し踏んだだけで、素直に加速していきます。パワーモードになると、走りが軽やかになり、減速やアクセルのフィーリングが変わる感じがします。
回生協調式のアクティブ・ハイドロブースターを採用したブレーキはコントロールしやすく、ナチュラルなブレーキのフィーリングです。
プリウスは充実した装備も注目で、数々の先端技術が惜しみなく導入されています。
例えば、インテリジェントクリアランスソナーをはじめ、シンプルインテリジェントパーキングアシスト、ブラインドスポットモニター、マルチディスプレイ、カラーヘッドアップディスプレイが搭載されています。
更に、プリウスには、新開発したE-Four(電気式4輪駆動方式)を搭載したグレードも用意されています。E-Fourによって、雪道での発進を補助し安定した走行を実現しました。
2WD車を基本に、E-Fourのシステムを最小限のスペースにおさめることで、足元の空間や荷室をしっかり確保し、荷室の広さは2WD車と同等となっています。
プリウスは超低燃費を達成したばかりでなく、驚愕の最先端技術も導入され、人気となっている国産セダンです。
まとめ




レガシー B4、クラウン、プリウスといった人気の国産セダンを紹介ました。
レガシー B4は、水平対向エンジンを搭載した個性派セダンで、ハンドリングの良さや4WDを使った思い通りの走りを実現しました。
クラウンは、ひと昔前は高所得者のステータスシンボルとして人気でしたが、現在でも根強い人気があり、ハイテク装備を充実することにより、販売も好調です。
販売台数ベースで考えるとプリウスが断トツで、超低燃費を背景に、セダンとしての使いやすさなどが受け入れられて人気となっています。
これから、国産セダンを購入する人の参考になれば幸いです。