憧れの新型車を手に入れたら、長く大事に乗りたいと思う方が多いですよね。そんなオーナーの気持ちをよそに、窃盗犯による車の盗難が後を絶ちません。狙われやすい車や地域、盗難対策を把握して、自分の愛車は自分で守りましょう。
盗難にあいやすい車種や地域のランキングと、おすすめの盗難対策をご紹介します。
目次
盗難には新型車もご用心!

既に販売が終了したスポーツカーやハイパワーな車は海外でも人気が高く、国内でもプレミア価格がついてしまい盗難の被害にあいやすくなります。
しかし、発売したばかりの新型車も例外ではありません。高額な新型車や低燃費なエコカーも、国内外で高く売れるため狙われる可能性があります。
現行モデルで盗難にあいやすいモデルを所有している方はしっかりと対策を取り入れていってください。
盗難ランキングワースト10




まずは盗難被害が多発しているワースト10をご紹介します。車種の公表は年式の記載がなく車種名のみとなっています。
ご自身の愛車と同じ車種がランクインしている場合は特に注意が必要です。
盗難車ランキング | 車種名 | 2018年被害台数 |
1位 | プリウス | 62件 |
2位 | ランドクルーザー | 32件 |
3位 | ハイエース | 28件 |
4位 | レクサス | 25件 |
5位 | スカイライン | 14件 |
6位 | クラウン | 11件 |
7位 | アクア | 9件 |
8位 | キャンター | 7件 |
9位 | フォワード | 7件 |
10位 | マークX マークII | 6件 |
国内外を問わず人気のプリウスは3年連続で第1位。2位のランドクルーザーと3位のハイエースも長年ワースト上位に入っている「盗まれやすい車」です。
ワースト10を見ても、ハイグレード車や高級車、特にトヨタ車が多いというのがわかります。
盗難多発地域ランキングワースト10




次に、盗難が起きやすい都道府県ワースト10をご紹介します。輸出しやすい港のある地域や、遠くへ逃亡しやすい高速道路の近くにお住まいの方は何らかの対策を打ちましょう。
盗難地域ランキング | 都道府県名 | 発生件数 |
1位 | 茨城 | 1397件 |
2位 | 大阪 | 1393件 |
3位 | 千葉 | 1178件 |
4位 | 愛知 | 1127件 |
5位 | 埼玉 | 758件 |
6位 | 神奈川 | 669件 |
7位 | 栃木 | 437件 |
8位 | 福島 | 329件 |
9位 | 兵庫 | 315件 |
10位 | 群馬 | 281件 |
長い間、大阪・愛知・千葉がワースト3でしたが、茨城が1位に変わりました。海に近く、車の所有率が高いことなども理由にあるのだと考えられます。
普段は電車通勤という方が多く、特に住宅が密集していて月極駐車場を契約していることが多い首都圏に被害が集中しています。
盗難防止の方法は?




盗難にあいやすい車種と地域をご紹介しました。両方に当てはまってしまった方は不安だと思いますが、対策を行うことで狙われにくい車にすることができます。できる限りの対策を行って盗難被害を防ぎましょう。
ハンドルロックとタイヤロックを取り付ける




比較的手頃な価格で導入でき、見た目にも「対策をしているアピール」になる方法がこちら。外さないとハンドル操作ができないようにするハンドルロックと、タイヤに大きな鍵をつけホイールごと外さないと移動できないようにするタイヤロック。
自分が乗り込む時や降りる時は少々手間になりますが、自分が負う以上の手間を窃盗犯に課すことができます。鍵や暗証番号がわからなければ破壊するしかなく、撤去に時間がかかるのでそのような面倒な車は狙われにくくなります。
参考商品①https://www.amazon.co.jp/dp/B075SKGNVD/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_UvaoCbAFSSVJ7
参考商品②https://www.amazon.co.jp/dp/B075FSY5WW/ref=cm_sw_r_tw_dp_U_x_NzaoCbBVZNWTC
常時監視とイベント録画機能付きのドライブレコーダーを取付ける




新車購入時にオプションで選択できるようになってきたドライブレコーダー。安価な機種でも常時録画や振動などに反応して録画を開始するイベント録画の機能がついているので、駐車中に起動しておくと良いでしょう。
定期的に確認して、車を狙う怪しい人物が居ないかチェックできます。車上荒らしの被害にあった時も証拠を残せます。
参考商品
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エンジン始動を制御するセキュリティをつける




やっとの思いで手に入れた憧れの車であれば、購入後にセキュリティを導入しておきましょう。キーレスやスマートキーと連動し、エンジン始動を制御できるタイプがオススメです。こじ開けや鍵を差し込んでの解錠の時はセキュリティが作動してエンジンをかけられなくできます。
参考商品
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GPS機器を載せておく




「ココセコム」が提供するGPS機器を車に搭載しておけば、万が一盗難にあってしまっても愛車を追跡することができます。ナンバー偽装などをされてしまっていても、現在地情報を取得して捜索することができるので加入しておくといざと言う時に役に立ちます。
→ココセコムHP
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盗難車ランキングまとめ




盗難車種ワーストランキングと盗難多発地域のワーストランキング、おすすめの盗難対策をご紹介しました。
盗難に合わないためにはとにかく「持っていくのを面倒に感じさせる」ということが大切です。自分が乗り込む時に「毎回面倒だなぁ」と思うくらいがちょうどいいのです。セキュリティ突破が面倒くさそうと思わせられれば、盗難の候補から外れる可能性が高くなります。
今回のワーストに含まれていなかった車種でも、盗難の可能性はゼロではありません。「絶対に持っていかせない、これを持っていけたら逆に褒めてやりたい」と思うほど手を尽くし、大切な愛車を守っていきましょう。