自動車保険の等級制度とは

自動車保険に加入するときに必ずでてくる言葉が等級制度です。一体何の事なのかわかりません、と言う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方のために今回は、「等級制度」について調べてみました。自動車保険に加入する際に絶対知っておいた方がいいと思います。

等級制度っていったい何のこと?

等級制度とは

ノンフリート等級制度ともいいます。自動車保険加入者の事故の履歴に応じた次年度の保険料の割増引制度の事を言います。

等級は1から20等級あって、初めて契約する場合は6等級から始まります。1年間保険を使った事故がなかった場合、次年度は等級が一つ上がる仕組みになっています。等級が高いと(数字が大きい)割引が大きくて、等級が小さいと(数字が低い)割引も小さくなります。

実際事故で自動車保険を使った場合等級はどうなるの?

事故の際に自動車保険を使ったら、次年度の等級は3つ下がります。(事故の度合いによって等級が下がる数字は違いますが)その場合、等級が下がると同時に保険料金は上がります。事故を起こした年は3等級下がりますが、翌年は1等級上がります。

(例)

18等級の自動車保険契約者が事故を起こして保険を使った場合、次年度の契約時に等級が3つ下がります。(事故の度合いにより1から3等級下がるのは違いますが)18等級→15等級、3等級下がった次年度に保険を使った事故がなければ1等級上がる。2年後また1等級あがり、3年後には元の18等級に戻ります。

ここで注意がいるのは、事故を起こした3年間は事故を起こしたことのある契約者としての等級とみなされます。同じ等級でも、事故を起こしたことのある場合と、事故を起こしたことのない契約者とでは同じ等級でも割引率が違います。

事故の度合いによって等級が下がるってどういうこと?

基本は、事故を起こして保険を使うと次年度の等級は3下がります。しかし、台風や盗難、火災、落書き・いたずら、突然の物の落下による事故などやむを負えない事故の場合は1等級下がります。

中には、等級が下がらずノーカウントになる場合もあります。人身障害・搭乗者傷害・個人賠償特約・ファミリーバイク特約・弁護士特約・の保険を使用した場合はノーカウントに入ります。

某自動車保険会社で保険を使うと、保険料金はどれくらい上がった?

現在の保険料金 3万円

現在の等級   6等級

事故の種類   3等級下がる

 

次年度の保険料金

事故あり3等級   41,000円

2年後4等級   36,000円

3年後5等級   32,000円

 

無事故の場合

次年度7等級  26,000円

2年後8等級   22,000円

3年後9等級   21,000円

事故起こしたことのある場合と、事故を起こしたことのない場合では3年後の保険料金が11,000円違いますね。なるべく事故は起こしたくないものです。しかし、事故を起こした時の助けになるのが自動車保険なので等級が下がっても保険には加入しておいたほうが安心です。

なぜ事故を起こして保険を使用した場合、保険料金があがるの? 

事故を起こしたことのある契約者は、事故を起こしたことのない契約者よりも再度事故を起こす可能性が高いという実態があります。なので、保険料金の公平性を高めるために、同じ等級の契約者でも、事故を起こしたことのある契約者の保険料金を引き上げることにしています。

もし、1年に3等級下がる事故を2回起こして保険を使用した場合は等級はどうなる?

 

まさかの1年に2回事故を起こしてしまって、自動車保険を使用した場合は3等級下がる×2回=6等級下がります。(6年間事故を起こしたことがあると認識されます。)

その他に、3等級下がる事故が1回起こし、1等級下がる事故を1回起こした場合はどうなりますか?

この場合は、全部で4等級下がり、4年間は事故を起こしたことのある契約者としてみなされる。

もし、2年連速で事故を起こして保険を使用した場合等級はどうなる?

事故1件につき3等級下がり、3年間事故経験ありとみなされます。なので3等級×2⁼6等級下がることになります。6年間は事故経験ありとみなされます。

事故無し等級と事故あり等級はどう割引が違うの?

事故を起こした契約者と事故を起こしていない契約者と同じ割引率では、無事故無違反で運転している人からすると不公平に感じると思います。なので、同じ等級でも保険料金が違います。表で確認すると分かりやすいと思います。

 

 等級  1  2  3  4  5  6
 無事故64%割増28%割増12%割増  2%割引 13%割引  19%割引
事故あり64%割増28%割増12%割増  2%割引 13%割引  19%割引

 

等級7891011121314151617181920
無事故30%

割引

40%割引43%割引45%

割引

47%割引48%割引49%割引50%

割引

51%割引52%割引53%割引54%割引55%

割引

63%割引
事故あり20%

割引

21%割引22%割引23%

割引

25%

割引

27%割引29%割引31%割引33%割引36%割引38%割引40%割引42%割引44%割引

 

このように、同じ等級でも割引率が違います。保険料金の公平はこのような形で守られているのだと思います。

 

もっと保険料金を下げたい契約者は

事故は予測できないものです。だからもしも事故を起こしたときのことを考えて、保険料金が増えるのを抑える方法があります。その方法とは、長期保険契約にすることです。

長期契約ってどれくらいの期間?

長期保険契約とは、1年以上の契約の事を言います。いろんな自動車保険会社がありますが、7年間の長期契約ができる保険会社もあります。毎年の保険料金は契約時に決まります。メリットとして契約時に保険料金が決まるので、途中で等級も保険料金は上がりません。

(例)

10等級で1年契約したとします。1年契約の場合保険期間中に3等級下がる事故が1件起こったとします。そうすると、3等級下がるので、保険料金が上がります。

反対に10等級で長期契約したとします。3等級下がる事故をおこしたとしても、等級も保険料金はあがりません。等級が下がったり保険料金があがるのは、契約更改時の時は保険期間終了後です。

長期契約中にゴールド免許じゃなくなったとき、保険料金はどうなるの?

自動車保険の多くに見られるのが、ゴールド免許割引制度を取り入れているとこが多いですよね。事故や違反を起こした場合ゴールド免許ではなくなるので、割引もなくなります。

それに対しても、長期契約の場合はゴールド免許から色が変わってしまったとしても、契約中は割引できます。長期契約のメリットは一時的な等級下がることや、保険料金が上がるのを抑えれる契約です。

配偶者や同居の家族に11等級以上の自動車保険契約を持っている人は、複数所有新規で保険に加入をおすすめ

車の保険は、保険契約者本人だけとはかぎりませんよね。現在自動車保険に加入している契約者の配偶者や親族の場合だけですが、条件付きでお得に保険に加入する方法もあります。どんな方法でしょう。

自動車保険に入するときは、6等級がはじまりになります。しかし、条件によっては7等級からの加入が可能です。それを複数所有新規と言います。

条件とは

・自家用8車種(自家用普通自動車、自家用小型乗用車、自家用軽四乗用車、自家用小型貨物車、自家用軽四貨物車、自家用四輪貨物車、自家用四輪貨物車、特殊用途自動車(キャンピング等))もしくは、二輪自動車が、11等級以上の他契約がある場合

お得に保険に加入できる条件

・新しく契約するにあたって、前に契約をしていない事

・新しく契約をする契約者が、現在保険契約している人と配偶者または親族であること

・新しく契約する車が自家用8車種(上記参考)か二輪自動車であること

・新しく契約うする日が現在契約している保険期間内であること

・新しく契約する契約者と車の所有者が法人ではなく、個人であること

この条件を満たして契約した場合どれくらいの割引になる?

某自動車保険会社2社での複数所有新規の割引率

T保険会社

 等級全年齢補償21歳以上補償26歳以上補償35歳以上補償
 6等級28%割増3%割増9%割引9%割引
 7等級11%割増11%割引40%割引40%割引

 

S保険会社

 等級全年齢補償21歳以上補償26歳以上補償35歳以上補償
 6等級28%割増3%割増9%割引12%割引
 7等級11%割増11%割引40%割引40%割引

 

11等級以上の自動車保険を持っている場合は、6等級から開始の保険料金より7等級から始まる方が割引率が大きい。なので、6等級で契約するより複数所有新規の7等級で保険に加入するとお得なのです。ぜひ、ご家族に11等級以上の保険を持っている人はいないか見直してみる機会ではないでしょうか。

 

自動車保険を抑えるために、等級を引き継ぐという方法もある

等級を引き継ぐってなんだろうと感じますよね。親族にこれから社会人になったり学校が遠くて18歳以上の親族が自動車保険に加入したときをイメージしてください。

通常20歳未満で自動車保険に加入すると、とても高い保険料金になります。現在保険加入者が11等級以上の場合、親族が新しく保険に加入した時は7等級開始の保険料になります。

ここで、おすすめなのが現在保険契約者が父で20等級だとします。新しく保険加入必要なのが娘18歳だとします。そのとき、まず娘がこれから加入しようとしている保険に父が加入します。対象は全年齢なので保険料は高くはなります。

しかし、割引率、60%割引が可能です。父が今まで入っていた保険は、35歳以上の補償で加入します。そうすると、40%前後の割引が可能です。(今回は上記で表で示した保険会社の割引率を参考にしました)

通常で新しく保険加入するときに7等級の全年齢対象で加入するより、20等級の全年齢対象で加入する方が割引率が全然違います。保険料金を抑えたいけど、親族にこれから社会へ出ていく人がいる場合は保険料見直し方法の1つになりますね。

実は、等級は10年間保存可能って知ってた?

車を使用する生活をしてたけど、なんらかの事情で車に乗らなくなった時等級ってどうなるのでしょう。また、車を使用するかもしれないという場合もあるでしょう。

そんな場合は、中断証明書を発行してもらうことをおすすめします。この中断証明書がある場合は、10年間等級を保存することができます。これがない場合は、6等級からの保険加入になります。

まとめ

等級制度は、自動車保険に加入する際に必ず必要になってくるものです。しかも、これによってかなり割引率も大きく違ってくることが分かりました。高い等級で加入して大きく割引して欲しい。誰もが思うことでしょう。

等級制度について少し知っておくだけで、割引率を上げることが分かったと思います。新しく自動車保険に加入する予定がある場合は参考にしてくださいね。