軽自動車開発戦争!

日本での新車販売の約4割は軽自動車である。

軽自動車の歴史は50年以上前に遡ります。
現在は日本の多数のメーカーが軽自動車の開発に力を入れており、日本の車市場は近年でガラッと変わりました。

ホンダではN-BOXが大ヒットし、軽自動車の開発にかなり力を入れております。
N-BOXのみで年間約20万台売れ、他にもN-WGN、N-ONE、S660やライフ等、居住性の高いものからスポーツタイプの趣向に凝ったもの等、その種類は多岐に渡ります。

前述でも記載致しましたが、新車販売の約4割が軽自動車で、日本車に絞った話で言うと約半分は軽自動車になります。

ディーラーの利益は新車販売台数の約1割前後で、軽自動車を売るより、普通車を売った方が基本的には利益は大きいです。ですが、税金の違い、駐車のし易さや使い勝手の良さから軽自動車が販売の大半を占める為メーカーの開発も後を断ちません。

軽自動車ABCトリオ

近年はホンダ・S660や、ダイハツ・コペンのような趣味に使う車もラインナップされています。

1990年代にヒットした、軽自動車ABCトリオという車をご存知でしょうか。

Aはマツダ「AZ-1」、

Bはホンダ「ビート」、

Cはスズキ「カプチーノ」と、

軽スポーツカーというカテゴリを今に確立した車達です。運転する楽しさを軽自動車でも味わえると、出た始めは好調に売れておりました。

3つ共新車販売から約20年以上経過しておりますが、相場が高騰しており、程度の良い個体もかなり限られます。

S660、コペンはABCトリオを彷彿とさせる車達で、コペンは「Robe」「XPLAY」「Cero」と見た目の違う3タイプを、S660はよりスポーティなグレード「Modulo X」を導入し、車好きの心を揺さぶっています。

今現在、軽自動車で趣向に凝った車はこの2車種くらいのものではありますが、コペンは発売から16年経過しており、S660は発売から3年を経過しつつも新たなスポーツグレードを発売するくらいなので、市場において非常に重要なジャンルであることが伺えます。

居住性がいい車

近年売れ筋の軽自動車は主に居住性が格段に良いものが売れています。
ホンダ・N-BOX、ダイハツ・タント、スズキ・スペーシアと、コンパクトカーと同様以上の居住性を誇っている車が爆発的な人気で、常に国内新車販売ランキングの上位を占めております。軽トールワゴンと言われておりますが、現在のブームの火付け役はスズキ・ワゴンRと言われております。

ワゴンRは平成5年から、25年に渡って発売されている現行の軽自動車の中でもかなり古参の部類です。その後対抗するように平成7年にダイハツ・ムーブが発売され、カテゴリの人気が各メーカーにも浸透していき、現在のN-BOX、タント、スペーシアに至ります。

居住性を確保しつつも燃費性能の追及もしっかり行われており、N-BOXで「27.0km/L」、タントで「28.0km/L」、スペーシアで「30.0km/L(全て2WDメーカ-公表JC08)と、燃費性能もかなりのものです。※ちなみにワゴンRは33.4km/Lと群を抜いています。

スズキとスバルの軽自動車

 

スズキに関しては軽自動車の燃費性能はかなり定評があり、電気自動車やプラグインハイブリッドを除いた全車種の実燃費ランキングでスズキ・アルトが常に上位に滞在しており、プリウス等のハイブリッド車と同等の燃費性能を誇っております。

アルトに関しては圧倒的な軽量化が要因でしょうが、ダイハツ・ミライースを除いて軽自動車燃費性能ではほぼ独走状態で、スズキの燃費性能に対する熱意、技術力が素晴らしいものであることが伺えます。

軽自動車が人気で、かつ市場のほとんどが軽自動車で賑わっているのがわかりましたが、反対に軽自動車の製造から撤退してしまったメーカーもあります。
そのメーカーはスバルです。

スバルはプレオ、R2やヴィヴィオを始め、農道のポルシェと称されたサンバーの開発を行っておりました。軽トラでは珍しいスーパーチャージャーによる過給機搭載モデルということもあり、サンバーでしか走行ができない、配達ができないという話まで聞くレベルのブランド力でした。

そういった背景がありますが、スバルの軽自動車製造からの撤退を機に2012年でスバルにおいての全ての軽自動車製造が終了しました。(以降はダイハツのOEM供給)
サンバーにおいては赤帽で配達用に使われており、未だに現役で使用されていることから目にする機会は多いですが、そのブランド力からスバル製造のサンバーについては相場も非常に高騰しております。

最終型の低走行車については新車とほぼ同じくらいの値段を出さなければ買うことができない程です。

まとめ

惜しまれつつも製造が終了した車は多々ありましたが、日々、日本市場においては軽自動車の開発が行われており、年々販売比率が高まってきています。軽自動車の大型化も進み、普通車を買うメリットも減ってきました。

ワゴンRでハイブリッドが採用されたこともあり、今後軽自動車でハイブリッドの採用も流行りだすかもしれません。年々新しい車が発売され、車好きとしては嬉しい限りです。ワゴンR、S660のように、歴史に名を残すような素晴らしい車がどんどん増えてくることが楽しみですね。