高速道路の運転中、楽しく運転中に、車から突然破裂音…!
高速道路でのトラブルは常に危険と隣り合わせで非常に危険ですよね。特に高速道路でのトラブルで一番多いのは「タイヤのパンク」です。その高速道路でのパンクの原因はほとんどが「バースト」というもの。
そこで、もしバーストが発生してしまった際の対処方法や、未然に予防するための方法をお伝えします。
2分ぐらいで読めるので、さっと頭にいれておけば万が一の時にも安心です!
目次
バーストはその名の通りタイヤが破裂すること
文字通り高速走行中、突然タイヤが破裂し、走行不可能になってしまうことです。
外的衝撃(鋭利なものを踏む)も考えられますが、主な原因は空気圧の低下やタイヤの劣化によるものがほとんどとなっております。
タイヤがバーストするとかなりキケン
もしもタイヤがバーストしたら、急にハンドルが取られ、大変危険な状態になります。
特にフロントタイヤがバーストすると破裂した方向に必ずといっていいほどハンドルを取られてしまいます。
焦ってハンドルを切ったりせずに車線からはみ出さないようにしっかりとハンドルを固定しましょう。
一番怖いのは中央分離帯をはみ出して隣を走っている車に接触してしまうことです。
絶対に焦ってハンドルを切ってしまったりなど、パニックにならないようにしましょう。
後ろのタイヤだと急激にハンドルが取られるということはありませんが、また別の問題が出てくることに。
それは、ハンドルが効くからといってそのまま走り続けると、どんどんホイールが痛み最悪の場合はホイールを変形させてしまうことになります。
そうなるとホイールが使えなくなってしまうため、バーストした際は自走でパーキングエリアに行くことができないと思ったらすぐに路肩に車を停車させましょう。

タイヤがバーストが発生した時に取るべき5つの行動
タイヤがバーストした場合に取るべきことは
2. 車から避難する
3. 後続車両に知らせる
4. 電話で管制センターに知らせる
5. レッカーを呼ぶ
一つずつ説明していきますね。
1.減速し、路肩に止める
ゆっくりと減速していき、左の路側帯に寄せ車を停止させます。減速する際にもハザードランプを点滅させ、いち早く後続車に異常を伝えましょう。
東名高速など、車線が広い道路だと走行車線から完全に離れることができますが、対面1車線や地方の高速道路だと走行車線にはみ出てしまうことがあります。
その場合は可能な限り寄せるようにしましょう。
2.車から避難する
高速道路で停車するということはかなり危険なことになりますので、後続車に追突されないように速やかにガードレールの外に避難してください。
この時車外に出る際は後続車にひかれないように、必ず左側のドアから出ましょう。
3.後続車両に知らせる
ハザードランプを点滅させたまま、発煙筒や三角表示板といった停止表示器材を置きます。
※三角表示板は必ず設置しないといけません。
設置を忘れると道路交通法で違反することになってしまいます。
4.電話で管制センターに知らせる
110番もしくは道路上の非常電話(設置場所までの距離が遠ければ無理に行かないようにしましょう)、道路緊急ダイヤル(#9110)にて、停車場所をすぐに連絡しましょう。
伝えることは、「現在走行している高速道路の名前 」「上り線か下り線か」「キロポスト表示板の数字(車線の路肩に100メートルごとに設置してある数字の看板)」の3つです。
連絡することによって高速道路の管制センターが、すぐに現場の手前にある電光掲示板に「事故車あり」と表示し、後続車に危険を知らせることができます。
もちろんネットの渋滞情報にもすぐに反映されます。
それ以外に、バーストしたタイヤは破片などが道路上に散らばっていますので、後続車に接触してしまう恐れがあります。その破片処理も管理会社の人達がしてくれます。
5.レッカーを呼ぶ
高速道路では絶対に自分でタイヤ交換はしないでください。
実は後続車の追突による二次災害がかなり危険です。
路肩にハンドルを左に切り車を停車させましょう。
そうすることにより、万が一後続車が追突しても、反動走行車線側に出てしまうことを防ぐことができます。
そのあとにレッカーサービスや、JAF(#8139)に連絡し、安全なところまでレッカーしてもらうようにしてください。
※レッカー代が高額になってしまっても加入している自動車保険のプランでレッカー代も保証してくれるところがほとんどだと思います。一度確認してみましょう。
間違っても自分で交換することは止めてください。かなり危険です。
バーストへの4つの備え
バーストは予防ができるトラブルです。日頃の点検と備えで十分に対策できます。
そこで、高速道路を走る前に以下の4つのことを行いましょう。
1.空気圧は適正にする
空気圧が低いまま高速走行するとタイヤのゴム部分に大きな負担が掛かります。
逆に多過ぎてもいけませんので、必ず適正値を守りましょう。
2.タイヤを目で見て確認する
タイヤ全体を見て割れや傷、鋭利なものが刺さっていないか、一部が変形していないかを目で見て確認してみましょう。
3.発炎筒や三角表示板を積んでいるか確認する
万が一発生した際にの用意もしておきたいですね。
特に三角表示板は、高速道路で停車した際には必ず設置しないといけませんが、車に積むこと自体は義務ではありません。
よって車に標準で装備されているわけではないため、ついうっかり用意することを忘れがちになります。
4.スペアタイヤの空気圧もチェックする
スペアタイヤを積んでいる車は、空気圧の確認を忘れずにしておきましょう。
バーストには前兆がある
セパレーションといい、タイヤの一部が膨れて突起のように出てきます。高速道路を走っていると、スピードが乗るにつれ、ハンドルがガタガタと小刻みに振動してきます。
さらにひどくなってくると、音の発生する速度域がどんどん下がり、80キロ~70キロのレンジでも発生するようになってきます。
そこまでくると、いよいよ危険な状態となります。すぐ最寄りインターで降り、近くのタイヤサービスに行きましょう。
タイヤのバーストといったトラブルは未然に防止することができる上、発生しても適切に対応することにより、無事に乗り越えることができます。
万が一の時の対処方法を頭に入れておき、ぜひ楽しいカーライフを送ってください!